2010年11月13日

アライグマは悪くない!!

「環境学習プログラム 
もっと知り隊!動物&環境 哺乳類の体とくらし
その7です。

みんなが迷っているときに、いきなり上に乗せてしまいました。。。。。。。
(仲間に入ってきたんです。飼い切れなくなった飼い主が捨てるという行為によって・・・)


どうなるかな? 
アライグマが沢山食べてしまう木の実や小動物の絵が描かれたバケツを外してみると。。


上にいたタカたちが、最初に崩れ落ちてしまいます。
この意味はなんでしょう?
頂点にいる生き物たちは、自然の豊かさを示すものさしになっています。
それが壊れていくってことは・・・・?


そしてどれもがばらばらと崩れてしまいました。
アライグマには罪はないけれど、
日本の森にアライグマがいると、自然のバランスが崩れてしまう
   face07


アライグマのバケツを外して、もう1度、バケツを積みなおそう


生き物のつながりがわかってきて、さっきよりスムーズにどんどん積んでいきます



人の絵が描かれたバケツも積まれて生態ピラミッドが完成。
生態ピラミッドを積み上げていくことで
日本の自然でくらしてきた
生き物たちのつながりを守ることの大切と
私たち人間もその一部であることを学びました



アライグマは、自分たちで日本に来たのでしょうか?
自分たちから屋外で暮らすようになったのでしょうか?

人間の趣味や好みで海外から輸入され、飼い切れなくなって捨てられ、
強い繁殖力で仲間を増やし、
生きていくためにとる行動が日本の生態系を壊していきます。
本当に責任のある生物(人という動物)こそ
反省すべきなのはないでしょうか
同じ過ちを繰り返してはいけません。
駆除されていくアライグマたちのためにも・・・・・

最後に
生態ピラミッドを製作してくれた広岡慈乃隊員と広岡ママ
指導くださった朱実先生、ありがとうございました。

今年度7月から3月まで実施される環境学習プログラム(計6回)は、
公益財団法人大阪コミュニティ財団から東洋ゴムグループ環境保護基金を受けて実施しています。
  


Posted by わかやまフレンZOOガイド at 21:02Comments(0)

2010年11月12日

生態ピラミッドゲーム、ウサギやシカの上に何がくるのかな?

「環境学習プログラム 
もっと知り隊!動物&環境 哺乳類の体とくらし
その6です。

さて、昨日は植物を食べる動物を置いていきました。

「植物を食べる動物たちを食べる動物」を乗せていきます。崩れないように気をつけてね。



















ツキノワグマ、クモ、ヘビ、そしてオオタカを上に乗せて”日本の森の生態ピラミッド”が完成!


その時、外からやってきたのは? 外来種のアライグマ!!  
アメリカにすむアライグマはペットとして日本に連れてこられ、放たれてしまいました。
私も仲間に入れて? え?どうする?


さぁ、この続きは明日の最終回で!

  注 このアライグマ役の人はわかやまフレンZOOガイドのメンバーで
    決して怪しいものではありません。道で会っても逃げないでね。  


Posted by わかやまフレンZOOガイド at 10:29Comments(0)

2010年11月11日

”生態ピラミッドゲーム”って?

「環境学習プログラム 
もっと知り隊!動物&環境 哺乳類の体とくらし
その5です。

  プログラムの最後に生態ピラミッドゲームで遊びますface02
  「日本の森にすむ生き物たちのつながりをみんなで作ろう」


 「好きな生き物の絵のバケツをみんな持った?」  

まず、土台となるのが、自分で栄養を作れる植物。
木や草、花、実のバケツを下に置きます。
ミミズやダンゴムシ、キノコも土を豊かにする大切な生き物だから、一緒に下におきましょう。


その上には植物を食べる動物。シカやウサギなどを置いていきました。


さぁ、この上にはどんな生き物を置いていくのかな?
続きは明日・・・・・・face02



  


Posted by わかやまフレンZOOガイド at 23:05Comments(0)

2010年11月05日

反芻をする動物って知ってますか?

「環境学習プログラム 
もっと知り隊!動物&環境 哺乳類の体とくらし
その5です。

前回は反芻の話をしてくれました。
今回のブログは
お城の動物園の動物で反芻をする動物のガイドの様子です。

シカも反芻という食べ方をします。ガイドは小学6年生のよしの隊員です


シカの足をわかりやすく説明してくれています


一方、ポニーは反芻しない草食動物です。
ガイドは腸の長さの比較を身近にあるひもを使って説明してくれた後藤隊員です。
後藤隊員、大活躍!!


「2番だと思う人?」「は~い!!!」




今年度7月から3月まで実施される環境学習プログラム(計6回)は、
公益財団法人大阪コミュニティ財団から東洋ゴムグループ環境保護基金を受けて実施しています。
  


Posted by わかやまフレンZOOガイド at 22:37Comments(0)

2010年11月04日

腸の長さのお話 その3

「環境学習プログラム 
もっと知り隊!動物&環境 哺乳類の体とくらし
その4です。

さて、なぜ体の大きなウマよりヒツジの腸が長いんでしょう??

⑥腸の長さは、
  1、肉食動物
  2、雑食動物
  
  3、草食動物 (反芻しない) 
  4、草食動物 (反芻する) の順に長くなります。
ブタは雑食性、ウマは反芻しない草食動物、
ヒツジは反芻する草食動物
なので、
ヒツジの腸が一番長いんですね。


⑦では、反芻とは?
反芻とは一度胃に入れたものを吐き戻して噛みなおすことです
お城の動物園にいる動物では、ヤギ・ヒツジ・シカが反芻をする動物です。
反芻をする動物の胃は4つの部屋に分かれているので、
どこをどんなふうに通って消化されていくのかをみんなで考えました


⑧最後に、飼育員の竹本さんから、
反芻動物の赤ちゃんが離乳するときのエサで気をつけていることを聞きました。
まだ大きくなりきっていない胃を しっかり消化できる胃にするために
離乳するとすぐ干草などかたいものを与えるそうです
私たち人間とは全然違いますね!!


今年度7月から3月まで実施される環境学習プログラム(計6回)は、
公益財団法人大阪コミュニティ財団から東洋ゴムグループ環境保護基金を受けて実施しています。  


Posted by わかやまフレンZOOガイド at 21:37Comments(0)

2010年11月03日

腸の長さのお話 その2

「環境学習プログラム 
もっと知り隊!動物&環境 哺乳類の体とくらし
その4です。

さて・・・腸の長さの推理やいかに・・・・・

④今回は10分の1の縮尺で表したメジャーで、
 みんなで考えて切ったヒモの長さをあててみます。
 ブタとウマは両グループとも10m前後と予想
ヒツジは意見が分かれました。


⑤正解発表です。
ブタの腸は約22m。ウマの腸は約30m。
ヒツジの腸は約31m。
(文献により数値は若干異なります。)
実は体の大きいウマよりもヒツジの方が腸が長いんですね!
face08
わかりやすく説明してくれる後藤隊員ですface02

なぜなんでしょう?その答えは次回に・・・・・・・・。

今年度7月から3月まで実施される環境学習プログラム(計6回)は、
公益財団法人大阪コミュニティ財団から東洋ゴムグループ環境保護基金を受けて実施しています。  


Posted by わかやまフレンZOOガイド at 18:58Comments(0)

2010年11月02日

腸の長さのお話 その1

「環境学習プログラム 
もっと知り隊!動物&環境 哺乳類の体とくらし
その3です。

住んでいるところで食べ物や食べ方が違いそれに適応した歯の形になると同様に
腸の長さも食べ物と消化の方法で動物によって違ってくるんだそうです。
その違いを「ひも」を使って後藤隊員がとてもわかりやすく説明してくれました。
以下はそのときの写真と後藤隊員のコメントです。

①動物たちの腸の長さを考える前に、ヒトの腸の長さ を見てもらいます。
ヒトの体の長さ(座高)が約85cm~100cmなのに対して、腸の長さは約6~8mです。face08
写真の真ん中で伸ばしているヒモは腸の長さの実寸です。
あんなに長い腸が私たちの体の中に入ってるんですね。


②二つにグループに分かれて、それぞれ
ヒツジ・ブタ・ウマの腸の長さを考えます
どの動物が一番長いのかな
ヒントはそれぞれの動物が食べているものと消化の方法です。




③こちらのグループも、
動物の体長とそれぞれの動物が食べているものを参考に話し合って、
ヒモを切ってみます。



(なかなか推理がむずかしい・・・・・)

今年度7月から3月まで実施される環境学習プログラム(計6回)は、
公益財団法人大阪コミュニティ財団から東洋ゴムグループ環境保護基金を受けて実施しています。  


Posted by わかやまフレンZOOガイド at 00:29Comments(0)

2010年11月01日

役割の違ういろいろな歯を観察!

さて「環境学習プログラム 
もっと知り隊!動物&環境 哺乳類の体とくらし
その2です。

その1では、哺乳類の主な特徴を学びましたが覚えていますか?
特徴の一つに
「役割の違ういろいろな形の歯を持っていることが多い」
がありました。
この説明のあと、松本朱実先生のバックから
手品のように「動物の骨格標本」がでてきて
みんなびっくり!!


「なんの動物の骨なんやろ?」


住んでいるところで食べ物や食べ方が違い、歯も違ってくるんですね。


今年度7月から3月まで実施される環境学習プログラム(計6回)は、
公益財団法人大阪コミュニティ財団から東洋ゴムグループ環境保護基金を受けて実施しています。  


Posted by わかやまフレンZOOガイド at 00:17Comments(0)