2008年06月19日

お城の動物園フォーラムを開催しました

さる14日、和歌山市あいあいセンターにて、「お城の動物園フォーラム」を開催しました。

まずは、NPO法人旭山動物園くらぶの多田代表より、旭山動物園くらぶの成り立ちと、動物園との関係、まちとの関係についてお話しいただきました。
多田さん講演
現在爆発的な人気を誇っている旭山動物園。様々な工夫を凝らした展示方法が注目を集めていますが、そのような展示を始めた当初3年ほどは客足はあまり伸びなかったとか。動物園とくらぶの地道な努力が今の人気につながっていること、動物園を好きになると心が豊かになる、そんなお話をいただきました。

続いて業務がお忙しいなか、和歌山公園動物園の飼育員さんにお越し頂いて、飼育についてのインタビューを。
動物園にいるクマで和歌山のベニーちゃんのように冬眠するクマは全国的にも珍しいんだとか!face08
和歌山に住んでいると冬の風物詩のような感もしますが、冬眠する動物園のクマには全国の動物園が興味津々なんですって。

パネルディスカッション
そして、パネルディスカッションで、さらにお城の動物園の活性化とまちづくりについて議論を深め合いました。
お城の動物園応援隊にも所属くださっている動物教材研究所の松本さんからは具体的なデータをもとに、動物園は命の大切さを教える場であることなどが紹介されました。和歌山公園動物園の動物を通しても同様のことはできるのではないか、とほかの動物園で実際に行われた事例もご紹介いただきました。
多田さんは当日朝に、お城の動物園を訪問されたそうですが、和歌山の動物は「きれいな目をしている」、それだけゆったりした環境にいるんだなーって実感されたそうです。

小さくたって動物園がまちの宝になればいいな、って心がほんわか暖かくなるフォーラムでした。
ご来場いただいたみなさん、講師・パネラーのみなさん、ありがとうございましたik_20  


Posted by わかやまフレンZOOガイド at 20:18Comments(0)事務局から