2013年08月13日

セミと氷のプレゼント


動物園事務所前に、弱ったアブラゼミの集団が、、

ちょうど餌やりの時間だったので
飼育員さんが、ヨザルとミーアキャットのメニューに加えました。
(お客さんは餌を与えないでくださいね。)

ヨザル(アクビー♀)が、細長い指先でしっかりつかみ、
生き生きとした表情でバリバリ食べましたik_18


ミーアキャットも2頭で競うように食べていました。

自然界で昆虫や小動物などを食べる動物たちにとって、
このような餌は、食べる刺激や栄養を得られます。

さて、今日は、お城の動物園初めての試み。
氷を動物たちに与えてみました。

私は間に合いませんでしたが、
朝9時にツキノワグマ(ベニー♀)にバナナ入りの氷を与えたら、
30分もの間、かじったり、くわえたり、氷と格闘していたそうです。

お昼の状態

残っている氷


氷と格闘後に休むベニーちゃん

ベニーちゃんにとっても、良い運動、刺激になったようですface02

一方、ペンギンたちは


今まで見たことのない氷に警戒して

飼育員さんがそばにおいても出てきません。

氷をどかしたら、のこのこと出てきました。
警戒心が強く、とても慎重です。



ちなみにこのペンギン(ペンタくん)は、1週間ほど前に換羽したばかりで、
とてもきれいな羽毛(つやがあります)でしたicon12


では、手先が器用で、好奇心旺盛な動物はどうでしょうか?と提案させて頂き、
氷のかけらをリスザルやミーアキャットに与えてみました。

ミーアキャットは、氷をころころと、長い爪でころがしていました。

そしてリスザル(リッキー♂)は

器用に下に落とさないように、両手をうまく使って氷を扱い、
舌でペロンとなめました。

このような試みは、動物たちの本来持っている行動のバリエーションを増やす
環境エンリッチメントの1つです。

今後もいろいろと取り組んでいきたいと飼育員さんたち。

その工夫を応援し、
動物たちの行動に注目しましょうface02



   


Posted by わかやまフレンZOOガイド at 16:51Comments(0)ポケット動物情報♪